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■仔犬の賢い入手のしかた;
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1;ペットショップかインターネットか?

犬が欲しいと思立って、入手するには2つの方法があります。

1つは従来のペットショップに行って、陳列ゲージの子犬を見て買う方法。
もう1つは、インターネットで求める「犬種」と「ブリーダー」の複合検索でブリーダーのホームページを探して直接購入する方法です。

どちらが良いのでしょうか?

仔犬の流通には悪しき慣習が未だに残っています。

仔犬が新しい飼い主に引き取られるまでに一体何箇所の流通経路を経ると思いますか?
繁殖者⇒仲買人⇒仔犬セリ市⇒ペットショップ⇒購入者‥‥といったところでしょうか?

仔犬の立場にたってみればたまったものでは有りませんね!
生後40〜90日の身体や精神的発育に最も大事な期間を、たらい回しされるのですから。
仔犬は新しい飼い主に手渡される直前まで親兄弟の元で過ごすべきです。
その意味からもブリーダー直送(直売の意ではない)を選ぶべきです。

インターネットでの購入は全てがブリーダーからの直送とは限らないのですが、ペットショップの陳列ゲージを経由しない分、流通経路が短縮化されている可能性が高いので、インターネットでの購入を選ぶべきです。

2;インターネットでどう購入するか?

皆さんがインターネットで仔犬を購入しようと検索エンジンで検索した場合、検索結果から表示されるホームページの大半はブリーダーではなく、業態を変えたペットショップです。

ここでの選別は余り重要ではありません。インターネットのペットショップの場合、生体の在庫を置く事無くブリーダーから直送するのが主流だからです。ブリーダー直送と言う意味では歓迎できるのです。。

しかし、本業がペットショップである以上、場合によっては、セリ市や仲買人を経由した仔犬(猫)や店舗販売で売れ残った仔犬をつかまされないという補償はありません。

完全にブリーダー直送を望むならブリーダーのホームページを見つける以外にありません。
しかし、これにも問題が無いわけではありません。多くのブリーダーはインターネットとは無縁の世界で生活しているのです。ホームページをアップロードしてないブリーダーを検索エンジンで見つける術は未だにないのです。

3;ブリーダー直売なら安心か?

米国やヨーロッパのように仔犬の購入はブリーダーから直接譲り受けるのが一般化した地域では、ブリーダーはそれなりのプライドを持っています。飼主としてふさわしく無い人には仔犬を譲らないし、譲渡後のアフターフォローもしっかりします。

ところが、日本のブリーダーの場合、まだそこまで意識レベルが高くありません。購入後の飼い主フォローや購入直後の死亡などのトラブルに対する補償などのノウハウを持っていないのです。

これらの事は、今までペットショップが引く受けてきた事だからです。

さきほど、日本のブリーダーの意識は高くないと言いましたが、平均すると‥‥という意味です。
日本のブリーダーにも売却後のフォローや補償をしっかりシステム化している直販専門のブリーダーもたくさん居られます。その反面、お金だけ受け取って仔犬(猫)を送らない、売ったら売りっぱなし、血統書後送と言って1年しても血統書を送ってこない等のトラブルを起こすブリーダーも後を絶ちません。

4;買い手(飼主)のレベルの低さも原因!

私は、仕事の関係でブリーダーやペットショップ関係の方との付き合いも多いのですが、ブリーダーやペットショップ関係のモラル低下の噂をよく耳にします。

しかし、これは一方的にブリーダーやペットショップが悪者なのでしょうか?
買い手(飼主)のモラルの低下にも一因があるように感じます。

道路でけつまずいて怪我をしたら市町村の道路管理が悪いと訴訟を起こす時代です。
どんな事でも他人のせい社会のせいに責任転嫁する一億総幼稚園児の世界です。
(いったい日本はどうなるのでしょう?こんな国民性ではなかったはずです‥‥)

犬猫の販売でさえ消費者(飼主)はPL法が適用されるとでも思っているんでしょうか?

ペットショップで買った犬が1ケ月してストレスから死亡してしまいました。
飼い主はペットショップを訴えたのです。

ペットショップ側は販売時に飼育上の注意点を十分説明し、落ち度はないはずなのです。
たしかに、20年前にはブリーダーやペットショップの衛生管理はでたらめで、販売ルートのどこかでウイルス感染して、販売後1週間以内にパルボやジステンパーを発症するケースが沢山ありました。

これらは、ペットショップやブリーダーの責任を追及して当然なのですが、今では、獣医師の公平な目で見ても、購入後1ケ月以内に死亡するケースの8割はストレスによるものです。

それは、端的に言って、ペットショップやブリーダーの責任転嫁する問題でなく、飼い主の責任なのです。

犬(猫)は製品ではなく、血の通った生き物なのです。それも、繊細な保護と配慮がなくては生きていけない乳児なのです。
飽きてしまったらゴミ箱に捨ててしまう、あなたのお気に入りの玩具ではないのです。

私の友人の米国の有名なブリーダーはこんな事を言っていました。
『札束振り回して《一番立派な犬をくれ!》と言う奴には、犬は売らん!』、
『反対に、《安くしてくれ!安くしてくれ!》と値切る奴にも、犬は売らん!』

私が『どうしてさ‥‥?』と尋ねると、彼はこう言いました。
『どちらの飼い主に引き取られても犬が可愛そうさな!』
『半年後には手垢の付いた玩具みたいにゴミ箱に捨てられる姿が見えるからよ!』

私も、20年の臨床経験(動物病院)から、うなずける所があったので大いに感心しました。
やはりプロのブリーダーは犬だけでなく人を見る目も確かなのです。

犬の購入に当たっては、買い手側(飼い主)も衝動買いなどせず、家族の一員として迎えるべき十分な準備をしてから、じっくりと購入計画を建てるべきではないでしょうか?

5;結論

A; 犬猫の購入については、家族間でよく話し合って決める。
B; 新しい家族を向い入れる覚悟を持って十分な準備をしてから購入する。
C; 購入はインターネットで行い、ショップかブリーダー直売かは問題視せず、ブリーダー直送の原則(※1)を守る。
D; 販売者(ショップ又はブリーダー)の信頼性を確かめる。(販売後のフォローや死亡補償など)
E; 『社会化』を考慮して7〜8週齢で入手できるようにする。
F; 入手時期を7〜8週齢にする為にはネットの写真で衝動買いという購入スタンスではなく、前もってショップやブリーダーに犬(猫)種、雄雌の別、毛色だけ指定して購入の予約をしておくという購入スタンスのほうが好ましい。

6; 子犬入手をまじめに考えている方には適切なブリーダーさんを紹介します。

私は職業柄、たくさんのブリーダーさんを存じております。
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(※1)
母犬(猫)から離れて、新しい飼主に手渡されるまでの時間を可能な限り短時間にするという意です。
繁殖者と買い手の距離が車で3時間以内程度の距離なら買い手がブリーダーの居住地に取りに行くか、中間地点でお互いに待ち合わせて引取りを行います。

遠距離の場合は空輸を行いますが、買い手居住地と空港までの距離も十分配慮すべきです。
(これを配慮してショップやブリーダーを選ぶ必要もあります)
空輸の場合、国内では空輸時間は長くても2時間ですが、繁殖者⇒空港⇒新飼い主と経由する訳ですから、少なくとも、午前9時に繁殖者の家を出発した子犬(猫)は午後3時には買い手(飼い主)の家に到着出来るようにしましょう。

その意味からも、ブリーダーの居住地(仔犬(猫)が何処から送られるか?)はショップで買う場合にも確認する必要があります。
(ショップの場合ブリーダー名は公表したがらないので、何処から発送されるかだけを確認すればいいでしょう)

(※2)
犬猫には社会性を学習するのに適当な時期があります。
この時期を逃してしまうともはや学習不可能になってしまいます。
社会性を十分学習した犬(猫)は、人見知りせず、家族によく慣れ、人間との家族生活も調和を持ってやって行けますが、この時期に十分社会性を学習出来なかった場合には、将来的に人を咬んだり、来客が来ると吠えるなどの問題行動を起こす可能性が高くなります。結果として、調和の取れた家族関係を維持できず、家族(人間)から疎んじられ厄介者扱いされるという不幸な結果になってしまう事もあります。

この為、この時期に十分社会性を学習させることは、犬猫を飼うに当たっては最重要事項と言えます。
その時期がちょうど生後1ケ月〜3ケ月の間です。

この意味から、仔犬(猫)を新しい飼い主の家に連れてくるのに最適な時期は生後7週齢〜遅くとも、生後9週齢までにすべきなのです。

(※3)
チワワやヨーキー、シンガプーラ(猫)等の弱小品種では、7週齢などの早めの出荷を嫌うブリーダーさんが多いようです。
これは当然の事です。弱小品種故に早く出荷してしまうとストレスでの死亡など販売後のクレームが多くなるからです。

このような場合にはブリーダーさんの意見を尊重して出荷適期になるまで待つべきです。
しかし、弱小品種とは言え社会化期は変わらないので、十分『社会化』させてもらうようブリーダーにお願いしておきます。

この意味からも、ネットの衝動買いでなく購入予約を取るという形で購入する事がベストです。



























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